【怨念】手首のない少女が彷徨う旧小峰トンネル:心霊スポット徹底解説

この記事には広告が含まれます。当ブログは心霊や怪奇現象のロマンを楽しむエンターテインメントです。フィクションを含みます。

私は長年、日本各地の怨霊や心霊現象について取材を重ねてまいりました。今回は、特に危険な心霊スポットとして知られる「旧小峰トンネル」について、私、心霊ブロガー小笠原ツトムが皆様にお伝えします。

今回の取材は、取材を進めるほど困難を極めました。私自身の体調もそうですが、周りのスタッフにも色々影響が出て、当初の予定より3か月もずれ込みました。

しかし、そのおかげで非常に深いところまで『事実』に迫ることが出来たと思います。

埼玉県山間部に位置する旧小峰トンネル。昭和初期に建設されたこのトンネルには、今でも語り継がれる悲しい物語が眠っているのです。昭和11年、トンネル建設中に起きた大規模な事故。15名もの命が一瞬にして奪われました。その中には、工事現場に弁当を届けに来ていた14歳の少女も含まれていたのです。。。

目次

怨霊の棲む旧小峰トンネル、その忌まわしい歴史

忌まわしき怨霊伝説のはじまり

「あの日以来、トンネルには少女の魂が彷徨っているんだ」

そう語るのは、トンネル近くで70年以上暮らす田中さん(仮名・84歳)です。事件当時、田中さんはまだ幼かったものの、両親から何度も注意を受けたと言います。「日が暮れたら、あのトンネルには近づくな」と。

地元の古文書『小峰村誌』には、事件後まもなく、トンネル内で不可解な現象が頻発したという記録が残されています。通行人が突然の寒気に襲われる、何かに追いかけられる感覚を覚える…。そして最も恐ろしいのは、手首のない少女の姿を目撃するという証言です。

特に印象的なのは、昭和13年の記録です。当時の村長が記した手記には、こう書かれていました。「夜間工事の作業員たちが、次々と奇妙な体験を報告してくる。白装束の少女が、手首から先を霧のように消失させた状態で現れるという。しかも、その出現場所は必ず事件現場の真下なのだ。これは単なる偶然とは思えない」。以来、この場所は地域住民たちにとって、恐怖の対象となっていったのです。

かつての事件が残した怨念

真相は闇に包まれたまま、80年以上が過ぎました。しかし、この事件の痕跡は今でもトンネルに染みついているのです。「工事の際、何度も不可解な現象に遭遇しました」と語るのは、元土木作業員の山口さん(仮名・89歳)です。

昭和30年代の補修工事の際、深夜に作業をしていた人々の間で奇妙な噂が広がっていったといいます。工具が突然消えたり、何度も同じ場所から女性の泣き声が聞こえたり。最も不気味だったのは、コンクリートの壁に次々と手形が浮かび上がってきたという証言です。

「壁に手形が現れ始めたのは、ちょうど事件現場の真下でした」と山口さんは当時を振り返ります。「不思議なことに、それは手首から先だけの痕跡。まるで、誰かが壁の向こうから手を押し付けているかのようでした」。

その後、作業員たちの間で体調不良が相次ぎ、工事は難航したといいます。「あの頃から、このトンネルには近づかない方がいいという言い伝えが広まっていったんです」。

地元住民が語る恐怖の体験談

「時計が止まるんです。いつも深夜2時15分で」。そう語るのは、トンネル近くに住む佐藤さん(仮名・45歳)です。夜勤からの帰り道、このトンネルを通らざるを得なかった彼女の体験は、私の取材の中でも特に印象的なものでした。

車で通過中、突然ラジオにノイズが走り、ヘッドライトが微かに明滅し始めたといいます。そしてバックミラーに映ったのは、白い服を着た少女の姿。しかし、その手首から先は霧のように消失していたのです。

「それ以来、私は遠回りをしてでも、このトンネルは避けるようにしているんです」と震える声で語ります。

実は、この「2時15分」という時刻には深い意味がありました。古い新聞記事によると、これは少女が命を落とした推定時刻だったのです。「時計が止まる」という現象は、他の目撃者からも多く報告されています。

トンネル周辺に現れる謎の現象

不可解な現象は、トンネル内だけではありません。周辺の森でも、奇妙な出来事が頻発しているのです。地元の猟師、木村さん(仮名・67歳)は、こう証言します。「獣道のわなを仕掛けた場所に、小さな足跡が残されているんです。しかも、突然消えたように途切れる」。

私が実際に現地を訪れた際も、トンネルの周囲には異様な空気が漂っていました。特に夕暮れ時、トンネルの入り口付近では、不自然なほど鳥の鳴き声が途絶え、虫の音さえも消え失せるのです。

地元の民俗学者である高橋教授は、「この場所には、強い念が染み付いているのかもしれません。特に注目すべきは、動物たちの反応です。彼らは私たちには感知できない何かを察知しているのでしょう」と分析します。実際、付近では野生動物の姿を見かけることは稀だといいます。

この場所が「怨霊の巣」と化した理由

「事件の真相は、もっと深いところにあるのかもしれません」と語るのは、地元の郷土史家、中村さん(仮名・78歳)です。彼の調査によると、このトンネルが建設される以前、この場所には古い墓地があったといいます。

「明治時代の古地図には、この場所に『無縁塚』の記載があります」と中村さん。工事の際、多くの遺骨が発見されたにもかかわらず、適切な供養がなされなかったという記録が残されているのです。

さらに興味深いのは、この地域に伝わる言い伝えです。江戸時代末期、この付近で若い娘が行方不明になる事件が相次いでいたという記録が残されているのです。「もしかすると、昭和初期の事件は、この地に眠る古い怨念を呼び覚ましてしまったのかもしれません」と中村さんは推測します。

『手首のない少女』が目撃される恐怖の瞬間

深夜に訪れた者たちの背筋が凍る目撃談

「最初は単なるドキュメンタリー撮影のつもりだったんです」。そう語るのは、地元の大学生サークル代表、井上君(仮名・22歳)です。心霊スポット研究会の活動として、このトンネルを訪れた時の衝撃的な体験を、彼は今でも鮮明に覚えているといいます。

真夜中の午前2時頃、6人でトンネルに入ったという彼ら。最初は冗談を言い合いながら、明るい雰囲気で探索を始めたそうです。しかし、トンネルの中程に差し掛かった時、突然の異変が。「誰かが後ろから私たちを数えているような…そんな違和感があったんです」と当時を振り返ります。

振り返った時、そこには白い服を着た少女が。

しかし、その手首から先は霧のように溶けて消えていたといいます。恐怖で逃げ出した彼らですが、後日現像した写真には、人影とともに不自然な光の帯が写り込んでいました。「カメラのレンズが曇っていたわけでもないのに、手首から先が霧がかかったように…」。

少女が現れるとされる「危険な時間帯」

旧小峰トンネルでの目撃情報を分析すると、ある特徴的なパターンが浮かび上がってきます。「手首のない少女」が現れる時間帯には、明確な規則性があるのです。

最も目撃例が多いのは、深夜2時から3時の間。特に、2時15分前後に集中しています。「これは、事件が起きた時刻だと言われています」と語るのは、近くの神社の山田宮司(72歳)です。

特に、満月の夜は要注意だといいます。「月の光がトンネル内に差し込む角度によって、あの世とこの世の境界が薄くなるのかもしれません」と山田宮司は分析します。

実際、私の取材でも、この時間帯の目撃証言が突出して多いことが分かりました。「まるで約束でもしているかのように、決まって現れるんです」。この時間帯に関する証言は、不思議なほど一致しているのです。

逃げ場のない「背後に忍び寄る気配」

「逃げようとすればするほど、その存在が近づいてくる」。タクシー運転手の鈴木さん(仮名・58歳)は、その夜の出来事を今でも鮮明に覚えています。

深夜の客待ち中、このトンネルを通過せざるを得なくなった彼の体験は、私の中でも特に印象的なものでした。

「バックミラーに映るはずのない人影が、どんどん近づいてくる。でも、助手席に目をやっても何もない。そんな恐怖を、10分以上味わうことになったんです」と、今でも声を震わせながら語ります。

不思議なことに、車のスピードメーターは80km/hを指していたにもかかわらず、その影は徐々に接近してきたといいます。「まるで、私の車に乗り込もうとしているかのような…そんな感覚でした。今でも夜道を運転するのが怖いんです」。

カメラに映る「異常な影と気配」

現代のデジタル機器でさえ、この現象を捉えているのです。「通常のカメラの不具合では説明できない映像が、次々と撮影されています」と語るのは、心霊写真研究家の野田さん(仮名・55歳)です。

特徴的なのは、どの写真にも共通する「手首から先が霧状になった人影」の存在。「デジタルカメラの特性上、このような現象は通常起こり得ません」と野田さんは指摘します。

私も実際に何枚かの写真を見せていただきましたが、確かに科学的な説明が困難な映像が、複数存在していました。中でも印象的だったのは、誰もいないはずのトンネル内に、少女の後ろ姿が写り込んでいる一枚。

その手首から先は、まるで霧が立ち込めているかのように…。「最新のAI画像解析でも、この現象は説明できないんです」と野田さんは結論付けます。

姿を消すも「残る冷たい空気」

「科学者として、私はこれまで超常現象を一切信じていませんでした」。そう語り始めたのは、物理学研究者の村松さん(仮名・34歳)です。トンネル内の環境調査のために訪れた彼女が体験した出来事は、科学では説明のつかないものでした。

真夏の午後2時、気温34度を記録していた日のことです。「突然、周囲の温度が急激に下がり、息が白くなったんです」。測定機器が示した温度は、なんとマイナス5度。

そして目の前に現れた白い人影。手首から先が消失した少女の姿を目撃した瞬間、彼女の世界観は大きく変わったといいます。

「それ以来、どこにいても背後に冷たい気配を感じるようになってしまって…」。研究室でも自宅でも、突如として周囲の温度が下がる現象に悩まされているといいます。「物理学では説明できない何かが、確かにこの世には存在するんです」。

訪れる者を追い詰める『怨嗟の呪い』とは?

手首のない少女がもたらす「精神の崩壊」

「通常のPTSDとは、明らかに症状が異なります」。心理カウンセラーの岩田さん(仮名・41歳)は、旧小峰トンネルで怨霊を目撃した後の心的外傷について、専門家の立場から分析します。

共通しているのは、「誰かに見られている感覚」や「手首の痺れ」といった特徴的な症状。「最も不可解なのは、全く面識のない患者たちが、同じような夢を見ることです」と岩田さんは指摘します。

白い服を着た少女に手首を掴まれ、何かを囁かれる…。その夢を見た後、患者たちは決まって左手首に原因不明の痺れを感じるようになるといいます。「心的ストレスだけでは、これほど多くの人々が同じ症状を示すことは、医学的にありえないんです」。

トンネルから離れても続く「後ろからの視線」

「出社時、電車の中、打ち合わせ中…。どこにいても、あの視線から逃れられないんです」。そう訴えるのは、会社員の藤田さん(仮名・29歳)です。3ヶ月前、仕事帰りに旧小峰トンネルを通過した彼女の日常は、完全に変わってしまいました。

その時目撃した「手首のない少女」の姿が、今でも彼女につきまとっているといいます。「電車の中でも、オフィスでも、自宅でも…。突然、背後から冷たい指が首筋に触れる感覚があるんです」

医師に相談しても、異常は見つからない。しかし、彼女の恐怖は日に日に増していくばかり。

「もう、後ろを振り返ることさえ怖くなってしまいました。でも、振り返らないことが、さらなる恐怖を呼び起こすんです」

写真に残る「消えない手の痕」

「最新のデジタル画像解析でも説明がつかない現象です」。プロカメラマンの西川さん(仮名・37歳)は、固唾を飲んで自身のカメラに映った写真を見つめています。彼が撮影した写真には、確かに奇妙な現象が記録されていました。

人物写真の背景に、かすかに手首から先だけの形が…。「プロの目から見ても、これは合成や細工ではありません」と西川さんは断言します。さらに驚くべきことに、その手形は時間とともに鮮明になっていくのだとか。

「最初はかすかな霧のような形でしたが、日を追うごとにくっきりと…。まるで、現像液に浸していくような感覚です。でも、これはデジタルデータなんです。物理的にはありえない現象です」。

耳元で囁かれる「少女の声」

「最先端の音響解析機器でも、説明のつかない音声が録音されています」。音響技師の前田さん(仮名・43歳)は、パソコンの波形分析ソフトを見つめながら眉をひそめます。彼が旧小峰トンネルで収録した環境音には、不可解な音声が記録されていたのです。

「プロ用の高性能マイクで録音していたんです。後で波形解析をしてみると、人の耳では聞き取れない周波数帯に、少女の声のような音が入っていました」。特に印象的なのは、その声が特定のパターンを持っていたこと。「手首を…返して…」という言葉が、繰り返し記録されていたのです。

前田さんは声紋分析の専門家にも依頼しましたが、「人工的に作られた音声でも、自然音でもない」という結論が。「音響のプロとして、これは初めての経験です」と前田さんは首を振ります。

引き返せない「呪われた足跡」

「トンネル内の足跡は、いつも不思議な特徴を持っています」。そう語るのは、トンネル付近で古くから暮らす森田さん(仮名・75歳)です。彼女の家に伝わる古い日記には、興味深い記述が残されていました。

「足跡は常に前に向かって続いている。しかし、誰も帰りの足跡を見たものはいない」。この不可解な現象は、現代でも確認されています。「雨上がりのトンネル内に、小さな足跡が一方向にだけ続いているんです。でも不思議なことに、来た時の足跡は残っていない」。

地元では「引き返せない道」として、夜間の通行を避ける暗黙のルールができています。「一度その足跡を追いかけてしまうと、もう後戻りはできないんです」と森田さんは警告します。

怨霊との遭遇を避けるための『禁じられた行動』

決して「名前を呼ばない」ことの意味

「名前を呼ぶことは、その存在を現世に引き寄せることを意味します」。民俗学者の浜田教授(69歳)は、この言い伝えの重要性を説きます。実際、過去の記録を紐解くと、少女の名前を調べようとした者たちが、次々と不可解な出来事に見舞われていったという記述が残されています。

「図書館の古い新聞記事を調べていた大学生が、突然意識を失って入院」「警察の事件記録を確認しようとした記者が、原因不明の発熱で倒れる」。これらの出来事は、まるでその名前が封印されることを望んでいるかのようです。

「名前は魂と直接結びついています。それを呼ぶことは、取り返しのつかない扉を開くことになるのです」と浜田教授は警告します。

「鏡を使った確認」を避けるべき理由

「鏡は異界への入り口です。特に、旧小峰トンネル内での使用は危険極まりない」。霊感の強い占い師の川島さん(仮名・62歳)は、真剣な表情でそう語ります。

実際、バックミラーに映った不可解な映像や、スマートフォンの自撮りモードで捉えられた白い影など、鏡面に関連する目撃証言が特に多いのです。

「手首のない少女は、鏡を通して現実世界に干渉してくる。そして一度その姿を鏡越しに見てしまうと…」と川島さんは言葉を濁します。

「最近の若い人たちは、スマートフォンの画面に映る自分の姿をよく確認しますよね。でも、それは非常に危険な行為なんです。なぜなら、液晶画面もまた、一つの鏡なのですから」。

実は、川島さんはこの話をして、この「旧小峰トンネル」の話は終わりにしようと考えていたそうです。
しかし、話の中で私がこのトンネルの取材を通して得た情報を伝えると、『小笠原さん、実はここだけの話なんですが…』と、次のような話を教えてくれたのです!

封印された「トンネルの別の入り口」の謎

「実は、このトンネルには別の入り口があったんです」。と前述の川島さんが、古びた設計図を広げながら語り始めました。昭和初期の建設当時の図面には、確かにもう一つの坑道が記されています。しかし現在、その入り口は厚いコンクリートで完全に封鎖されているのです。

なぜ、このような措置が取られたのか。その真相を探るため、私は数か月にわたって徹底的な取材を行いました。そして浮かび上がってきたのは、想像を絶する恐ろしい事実だったのです…。

地図には載らない「もう一つのトンネル」

「その坑道は、どこにも通じていなかった」。元測量士の高橋さん(仮名・82歳)は、震える声でそう語ります。建設当時の測量データによると、メインのトンネルとは別に、地下深く伸びる坑道が存在していたといいます。

「不思議なことに、その坑道の深度は、私たちの計算では地表から約80メートル。でも実測値は120メートルを示していたんです」。この矛盾した数値は、当時の技術者たちを悩ませたといいます。さらに奇妙なことに、その坑道の先端は、どの地図にも記載されていない空間へと続いていたのです。

古老たちが語る「封印された理由」

「あの事件の後、大きな儀式が行われたんです」。神主の木下さん(88歳)は、祖父から聞いた話を静かに語り始めました。事件から3日後、近隣の神社から僧侶や神主が集められ、秘密裏に行われた儀式があったといいます。

「坑道の奥から、この世のものとは思えない叫び声が聞こえたと…」。木下さんの手記には、その夜の様子が克明に記されています。儀式の最中、複数の参列者が失神し、不可解な現象が相次いで発生。その結果、坑道を完全に封鎖することが決定されたのだといいます。

工事関係者の間で囁かれる「奇妙な事故」

「あの坑道の工事中、次々と不可解な事故が起きたんです」。元現場監督の中島さん(仮名・91歳)は、今でもその記憶が鮮明に残っているといいます。坑道を掘り進めるにつれ、作業員たちの間で奇妙な噂が広がっていったそうです。

「掘削機が突然動かなくなる。測量機器が狂う。そして何より、作業員たちの様子がおかしくなっていった」。特に印象的だったのは、坑道の最深部で起きた事故だったといいます。「突然、地下から『何か』が湧き出してきて…。その後、3人の作業員が原因不明の高熱で倒れ、意識を失ったんです。目が覚めた時、全員の左手首に同じ傷跡が…」。

地下水脈が伝える「異界への通路」

「この地域の地下水脈は、通常とは明らかに異なる流れを示しています」。地質学者の松本教授(65歳)は、長年この地域の地下構造を研究してきました。その調査結果は、常識では説明できない事実を示していたのです。

「通常、地下水は重力に従って流れるはずです。しかし、この坑道周辺では、水が上向きに流れる地点がある。しかも、その流れは満月の夜に特に強くなる」。さらに不可解なのは、水質検査の結果です。「この水からは、現代の科学では説明できない物質が検出されているんです」。

昭和の地質調査で発見された「不可解な空洞」

「地中レーダーが捉えた映像は、私たちの理解を超えていました」。1975年の地質調査に参加した河野さん(仮名・78歳)は、未だにその時の映像が忘れられないといいます。

封鎖された坑道の先には、巨大な空洞が広がっていたのです。「その形状は、人工的にも自然にも見えない。まるで生き物のように、日々形を変えているような…」。さらに驚くべきことに、その空洞の中心部からは、常に微弱な電磁波が発信されていたといいます。「その周波数は、人間の脳波のそれと、奇妙なほど一致していたんです」。

少女の怨念が呼び寄せる「第二の犠牲者」

取材を進めるうちに、さらに衝撃的な事実が浮かび上がってきました。最初の事件以降、このトンネルを訪れた人々の中から、特定のパターンで犠牲者が出ているというのです。「7日周期で起こる異変」。その実態を追う中で、私は戦慄すべき真実に辿り着くことになりました。

事件後に続発した「不審な失踪事件」

「1年に一人。必ず若い女性が姿を消すんです」。元刑事の大川さん(仮名・73歳)は、30年間この事件を追い続けてきました。彼が持つ記録によると、1950年から現在まで、実に70名以上の女性が、このトンネル周辺で行方不明になっているといいます。

「不可解なのは、失踪した全員に共通点があることです」と大川さん。年齢は必ず15歳から25歳。失踪時期は必ず満月の前後3日以内。そして全員、失踪前に手首の痺れを訴えていたというのです。「これは偶然では説明できない。まるで、誰かに選ばれているかのような…」。

手首に残る「謎の傷跡」の共通点

「最初は虫刺されだと思ったんです」。そう語るのは、トンネルでの怨霊目撃から一週間後、突然意識を失って病院に運ばれた佐々木さん(仮名・22歳)です。意識を取り戻した彼女の左手首には、何者かに掴まれたような痕が残されていました。

「医師も見たことのない傷痕だと言うんです」。その特徴的な形状は、過去の事例と完全に一致していました。さらに不気味なことに、この傷痕は月の満ち欠けに合わせて、徐々に鮮明になっていくのだとか。「まるで、誰かに印をつけられているみたい…」と佐々木さんは震える声で語ります。

生還者が語る「7日目の約束」

「あの少女と目が合った時、頭の中に直接『声』が響いたんです」。トンネルでの遭遇から生還した唯一の証言者、田中さん(仮名・19歳)は、その時の体験を細かく記録していました。

「7日後の満月の夜に、また会いましょう…」。その言葉を聞いた瞬間から、彼女の悪夢は始まったといいます。「毎晩、同じ夢を見るんです。白い服の少女が、私の手首を掴んで、どこかへ連れて行こうとする…」。7日目が近づくにつれ、夢はより鮮明に。そして約束の日の前夜、突然の高熱で入院。一週間の意識不明後、奇跡的に目覚めた彼女の手首には、あの特徴的な傷跡が刻まれていたのです。

警察の機密文書が示す「異常な共通点」

「これは、もはや単なる偶然とは言えない事実の積み重ねです」。匿名を条件に証言してくれた現職刑事は、ある興味深い調査結果を示してくれました。過去70年間の失踪事例を詳細に分析すると、驚くべきパターンが浮かび上がってきたのです。

「被害者全員が、失踪の7日前にこのトンネルを通過しています。さらに、防犯カメラには必ず『謎の影』が映り込んでいる」。最も不可解なのは、失踪時刻。「全て深夜2時15分。そして必ず、誰かに手首を掴まれたような痕が残されているんです」。この調査結果は、未だに機密文書として保管されているといいます。

心霊写真に映り込む「複数の影」

「一つの写真に、同じ少女が複数写り込んでいる…」。心霊写真研究家の山口さん(仮名・52歳)は、長年収集してきた証拠写真を見せながら、静かに語り始めました。それは、トンネル内で撮影された数々の不可解な写真でした。

「同じアングルで撮影された写真を重ねると、手首のない少女の姿が、年々増えていることが分かります」。1950年代の写真では1人だった影が、現在では7人に。「まるで、失踪者たちが『影』として集められているかのよう」と山口さん。さらに不気味なことに、それらの影は全て、同じ方向を指差しているのだといいます。「あの封印された坑道の方向を…」。

除霊失敗から見える「想像を超えた真実」

取材の最終段階で、私は衝撃的な事実に突き当たりました。これまで何度も行われてきた除霊の試み。しかし、その全てが失敗に終わっているだけでなく、除霊を試みた者たちにも、不可解な現象が続いているというのです。その実態を追う中で、私はある仮説にたどり着きました…。

著名な霊能者が直面した「前代未聞の事態」

「40年の経験の中で、これほどの『力』を感じたことはありません」。著名な霊能者、清水さん(仮名・78歳)は、5年前に行われた除霊の試みについて、今でも震える声で語ります。

「通常、怨霊は『浄化』することができます。しかし、あの少女は違った。近づこうとした瞬間、私の体が弾き飛ばされ…」。その時の衝撃で、清水さんは3ヶ月の入院を余儀なくされたといいます。「あれは『怨霊』ではない。もっと古く、もっと根源的な何かだったんです」。除霊後、清水さんの左手首にも、あの特徴的な傷跡が刻まれていました。

引き継がれる「負の連鎖」の正体

「除霊を試みた者は、必ず『継承者』となる運命を背負うんです」。神道系の除霊師、西村さん(仮名・65歳)は、長年この現象を研究してきました。トンネルでの除霊に関わった霊能者たちを追跡調査した結果、驚くべきパターンが浮かび上がってきたのです。

「除霊に失敗した者の娘や孫、必ず若い女性の家族が、7年後に失踪している」。この「負の連鎖」は、まるで血の呪いのように引き継がれていくといいます。「私たちが対峙しているのは、単なる怨霊ではない。何かもっと古い、この土地に根差した存在なのかもしれません」。

儀式の場で起きた「衝撃の出来事」

「その瞬間、参加者全員の手首から血が流れ始めたんです」。2018年に行われた大規模な除霊儀式に参加した山岡住職(72歳)は、今でもその光景を鮮明に覚えているといいます。

13人の僧侶と7人の神主が集まり、満月の夜に執り行われた秘儀。「読経が最高潮に達した時、トンネルの奥から『あの声』が聞こえてきた」。幼い少女の泣き声に聞こえたその音は、次第に重なり合い、最後には数十の声になっていったといいます。「そして突然、参加者全員の左手首から、まるで『印』を刻むように血が…。後で分かったのですが、その傷跡は、明治時代の古文書に記された『門』の紋様と一致していたんです」。

寺院の古文書が示す「封印の作法」

「これは除霊ではなく、『封じ込め』の儀式だったのです」。地域最古の寺院に伝わる古文書を解読した染谷教授(仮名・69歳)は、衝撃的な事実を明かしてくれました。

江戸末期の文書には、この地に存在する「門」について詳細な記述があったといいます。「この場所は、はるか古代から『あちら側』への通路とされてきた。そして手首の痕は、その門の『鍵』を意味する」。さらに不気味なのは、その続きの記述です。「門の向こう側には、人の形を借りて、この世に戻ろうとする『何か』が待っている…」。

現代の除霊師たちが語る「打ち破れない壁」

「私たちが相手にしているのは、この世のものではありません」。現代最高峰の除霊師として知られる風間さん(仮名・61歳)は、断言します。これまで数々の除霊を成功させてきた彼女ですが、このケースだけは特別だといいます。

「あの少女の姿をしているものは、おそらく『仮の姿』なんです。本当の正体は、人知を超えた存在」。最新の科学と古来の秘術を組み合わせた除霊にも失敗。しかも、試みる度に犠牲者が増えていくという悪循環。「もしかしたら、私たちは逆効果なのかもしれない。儀式の度に、『門』が少しずつ開いているような…」。

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